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ベネッセハウスは2012年7月にオープン20年を迎えます。節目に当たる20周年に、アート活動に深く関わり、ご尽力いただいたアーティストや建築家、また、さまざまな分野の専門家の方々をお招きし、多彩なイベントを開催します。ベネッセアートサイト直島が地域の中でどのように展開してきたのか、これまでの20年を辿りながらその意味を探っていきます。この一連のイベントを「生成(SEISEI)」と名付けました。「生成(SEISEI)」には、“ものごとが生じ、また変化していく”という意味から、過去を振り返り、今この地で、これからの新しい価値の創造に向かっていきたいという願いを込めています。

第1回目は、森美術館館長の南條史生氏をお招きします。南條氏は、ベネッセハウス開館当初に美術活動を監修し、直島でのアート活動の基本姿勢となるサイトスペシフィック・ワークのきっかけとなった「Open Air '94 OUT OF BOUNDS―海景のなかの現代美術展」(1994)などを企画いただきました。都会から遠く離れた瀬戸内の島に位置する美術館は、どのような場所になろうとしたのか、20年の活動の原点に迫ります。
1949年東京生まれ。森美術館館長。慶應義塾大学経済学部、文学部哲学科美学美術史学専攻卒業。国際交流基金等を経て、 2002年より森美術館副館長、2006年11月より現職。過去にヴェニスビエンナーレ日本館(1997)及び台北ビエンナーレ (1998)コミッショナー、ターナープライズ審査委員(ロンドン・1998)、アジアーパシフィック・トリエンナーレ コ・キュ レーター(ブリスベン・1999)、ハノーバー国際博覧会日本館展示専門家(2000)、横浜トリエンナーレ(2001)、シンガポールビエンナーレ(2006及び2008)のアートディレクター等をつとめる。ベネッセコーポレーションとの関わりでは、 「Open Air '94 OUT OF BOUNDS―海景のなかの現代美術展―」(直島・1994)、「トランスカルチャー展」(ヴェニス/直島・1995)がある。 慶應義塾大学非常勤講師。近著として「疾走するアジア〜現代美術の今を見る〜」 (美術年鑑社、2010年)。
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美術家の大竹伸朗氏と、聞き手に作家のいしいしんじ氏をお招きし、直島の大竹氏の作品にまつわる様々なエピソードを伺います。直島の南側のシーサイドに位置する«シップヤード・ワークス»(1994)から、島の人の生活の場へと展開した«落合商店»(2001)や«舌上夢/ボッコン覗»(家プロジェクト「はいしゃ」2006)、実際に入浴できる美術施設«直島銭湯「I♥湯(アイラヴユ)」»(2009)など、今日の直島でのアート活動を語る上で不可欠な大竹氏の作品を通して、ベネッセアートサイト直島の活動方針の変遷を辿ります。
1955年東京生まれ。82年初個展以降国内外の展覧会に参加。「大竹伸朗 全景1955-2006」展(東京都現代美術館・2006)、「路上のニュー宇宙」展(福岡市美術館、広島市現代美術館・2010)、 瀬戸内国際芸術祭に「直島銭湯 I♥湯」で参加。「#65」展(タケ・ニナガワ・ギャラリー, 東京・2010)、第8回光州ビエンナーレ(韓国・2010)。 文芸誌「新潮」にエッセイ「見えない音,聴こえない絵」 (新潮社)、「ART iT」(web)に夢日記「夢宙」を連載中、近刊に「NOTES 1985-1987」(JVD)。
1966年大阪生まれ。現在京都在住。近著に、まぼろしの四国巡りを語った小説「四とそれ以上の国」(文藝春秋)、直島はじめさまざまな土地との縁を書きつづったエッセイ「遠い足の話」(新潮社)がある。ほかに小説「ぶらんこ乗り」「トリツカレ男」「ポーの話」 (以上新潮文庫)「みずうみ」(河出書房新社)など、エッセイ「熊にみえて熊じゃない」(マガジンハウス)、「人生を救え!」(町田康共著・角川文庫)など多数。
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2010年6月、直島に李禹煥美術館が開館しました。国際的に活躍する李禹煥氏にとって初めての個人美術館であり、ベネッセアートサイト直島の活動の中心地・直島における最も新しい美術館です。開館から一年半が経過した今、美術館誕生までの経緯を振り返り、李氏ご本人から、美術館完成までの思いや、直島で作品を公開する上で意識されたことなどを当時のエピソードを交えてお話しいただきます。
1936年大韓民国慶尚南道生まれ。1956年来日。1961年日本大学文学部哲学科卒業。多摩美術大学名誉教授。世界文化賞絵画部門受賞(2001)。主な展覧会は、「Lee Ufan」展(ボン市立美術館、ドイツ・2001)、「李禹煥 余白の芸術」展(横浜美術館・2005)、「Resonance」展(ヴェネチアビエンナーレ、イタリア・2007)、「LEE UFAN」展(ブリュッセル王立美術館、ベルギー・2008)、「無限の提示」(グッゲンハイム美術館、アメリカ・2011)など。
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現代美術作家・杉本博司氏をお招きし、直島とのかかわりに焦点をあててお話を伺います。杉本氏の直島での活動は1994 年の「Open Air '94 OUT OF BOUNDS―海景のなかの現代美術展」にはじまり、地域の祈りの場を作品とした「護王神社」、ベネッセハウス パークのアート空間の創出へと続いていきます。一連の作品に通じる思想と、杉本氏にとって直島という地域で作品を展開する意味についてお話しいただき、あらためて直島を見つめ直します。
1948 年東京生まれ。ロサンジェルスのアートセンター・カレッジ・オブ・デザインで写真を学ぶ。1974 年よりニューヨーク在住。代表作に自然史博物館のジオラマを撮影した「ジオラマ」シリーズ(1976 年~)、世界各地の海を撮影した「海景」シリーズ(1980 年~)など。2002 年、直島・家プロジェクト「護王神社」完成。建築に造詣が深く、現在、建築事務所「新素材研究所」代表。
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「本村トーク」は、直島の「家プロジェクト」に焦点を当てた、全4回のトークシリーズです。「家プロジェクト」のテーマのひとつは、“現在の内に過去と未来をもつ” ということです。アートを通じてその土地の記憶を紐解く活動が、現在にどういった影響をもたらしたか、さまざまな分野の方を講師にお招きし、マクロとミクロの視点から体系的に捉えなおします。

直島でのアート活動が初めて生活の場に入り込んだ家プロジェクト「角屋」について、アーティストの宮島達男氏と聞き手として制作当時からコーディネーターとしてご尽力いただいた加藤淳氏( (株)アート・コンサルティング・ファーム代表取締役)にお話をうかがいます。「角屋」の公開から10年以上が経過した今、コミュニティにどのような影響をもたらしたかを知るとともに、宮島氏自身の今後の展開についても探っていきます。
※トーク終了後には出演者のお二人との懇親会を開催します。
会費2,500円(食事・1ドリンク代、先着30名限定、場所:カフェサロン中奥)です。
1957年東京都生まれ。アーティスト。東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻修了。東北芸術工科大学副学長。1980年代半ばから1から9までの数字によるLED のデジタルカウンターを使用した作品を発表し国際的な評価を得る。1988年にヴェネチア・ビエンナーレのアペルト部門への参加を皮切りに、国内外での重要な現代美術展に多数参加。1998年、ベネッセアートサイト直島において家プロジェクト「角屋」を制作。六本木ヒルズ内のテレビ朝日外壁や東京オペラシティなど、パブリックアート作品も多い。
1965年横浜生まれ。(株)アート・コンサルティング・ファーム代表取締役。軽井沢千住博美術館キュレトリアル・ディレクター。フォーエバー現代美術館チーフキュレーター。1988年フジテレビギャラリー入社、ヨーゼフ・ボイス展、宮島達男展、アンゼルム・キーファー展、柳幸典展などを担当。2002年(有)アート・コンサルティング・ファーム設立。社会とアートをテーマに、病院、高齢者施設、企業、空港などでのキュレーション、ディレクション活動を展開。主なプロジェクトに、宮島達男/家プロジェクト「角屋」、千住博/家プロジェクト「石橋」、リチャード・ロング「直島シリーズ」、宮島達男「外旭川病院ホスピスプロジェクト」など。
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「瀬戸内の歴史 本村の歴史」では、直島・本村から瀬戸内の島々にフィールドを広げて、横断的な視点から「家プロジェクト」の試みを見つめ直します。「家プロジェクト」を展開している個々の「家」がもつ長い歴史の中からひろい上げたキーワードを軸に、島ごとに異なる歴史を俯瞰して考察します。講師には、瀬戸内海の環境や歴史に詳しい岡市友利氏を迎え、チャーター船で直島、豊島、本島(香川県丸亀市)、粟島(香川県三豊市)の4島を巡ります。海に囲まれた島が持つ独自の時間の流れを、どのように外と交錯し共存させていったのか、各島が積み重ねてきた時間をたどりながらひもときます。
| 3月10日(土) | ||||
| JR丸亀駅 |
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| ↓ | 丸亀港より、チャーター船で本島へ | |||
| 本島 |
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| ↓ | 本島より、チャーター船で粟島へ | |||
| 粟島 |
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| ↓ | 粟島から直島へ移動 | |||
| 直島 |
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| 3月11日(日) | ||||||
| 直島 |
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| ↓ | 本村港より、チャーター船で豊島へ | |||||
| 豊島 |
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| ↓ | 豊島より、チャーター船で直島(本村)へ | |||||
| 直島 |
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1929年、兵庫県生まれ。54年、東京大学農学部水産学科卒、同大学院進学。55年に助手、イソメ毒の化学構造と生理作用で農学博士。91年、香川大学長に就任。97年より香川県豊島産業廃棄物処理技術検討委員会委員。赤潮研究の第一人者として、瀬戸内海の養殖ハマチの赤潮による被害が拡大した時、工場・生活排水による環境汚染を発生原因として究明した。河川の上流域を含めた包括的な環境保全、行政・住民・研究者が共同で環境を守るガバナンス(統合管理)の必要性を提唱。環境庁瀬戸内海環境保全審議会会長としての活動を通じ、赤潮被害軽減と水産業の発展に貢献してきた。さぬき瀬戸塾塾長など。受賞歴:紫綬褒章(1994年)、瑞寶重光章(2003年)
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※直島でご宿泊のお客さまへ
ベネッセハウス(ホテル)では当イベントに合わせた特別ご宿泊プランをご用意しています。詳しくはこちらをご覧ください。その他島内の宿泊施設については直島町観光協会のホームページ「素顔の直島」をご覧ください。
第3回の「本村トーク」では、人類学者の中沢新一氏をお迎えし、「アートの“家”」と題し、「家プロジェクト」についてお話しいただきます。人々の生活の場で展開するアートは、空間的意味や歴史的視点を内包して、過去と現在とを結びつける力をもちます。さらなる今後を見据えるため、われわれが住む「場所」である最小単位の「家」について、あらためて考えていきます。
1950年山梨県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学。明治大学 野生の科学研究所所長。著書に『チベットのモーツァルト』(サントリー学芸賞)、『森のバロック』(読売文学賞)、『哲学の東北』(斎藤緑雨賞)、『フィロソフィア・ヤポニカ』(伊藤整文学賞)、『カイエ・ソバージュ』全5巻(『対称性人類学』で小林秀雄賞)、『緑の資本論』、『精霊の王』、『アースダイバー』(桑原武夫学芸賞)、『芸術人類学』、『鳥の仏教』、『日本の大転換』などがある。
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プロジェクトが始まって10年以上が経過した今、「家プロジェクト」の意味や影響力について、改めて考えます。
2012年3月12日(月)午前10時より受付開始。

ベネッセアートサイト直島は、直島から始まり瀬戸内の島々へと展開しています。犬島トークでは直島に続き活動の場となった犬島での構想と作品について掘り下げます。
アーティスト・柳幸典氏と直島・犬島との関わりは、ベネッセアートサイト直島のそれぞれの島での「はじまり」でもあります。1992年、当時の直島コンテンポラリーアートミュージアムでの個展「WANDERING POSITION」。1995年の来島から着想を抱いていた犬島で、2008年から公開されている犬島アートプロジェクト「精錬所」。2つの島をつなぐ唯一のアーティストである柳氏とともに各島を巡り、作品を前にご本人から当時のエピソードを交えてお話しいただくことで、直島から始まった取り組みが犬島へと広がっていった流れを追います。
| 直島 |
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| ↓ | 12:30 | チャーター船で犬島へ移動 | ||||||
| 犬島 |
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| ↓ | 15:30 | チャーター船で直島に移動 | ||||||
| 直島 |
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1959年生まれ。イエール大学大学院修了。第45回ヴェネチア・ビエンナーレ、アペルト部門受賞(1993)、第6回五島記念文化財団美術新人賞受賞(1995)。「戦後日本の前衛美術」展(横浜美術館・1994/グッゲンハイム美術館、サンフランシスコ近代美術館・1995)、サンパウロ・ビエンナーレ(1996)、ビエンナーレ・ド・リヨン(1997)、ホイットニー・バイアニュアル(ホイットニー美術館・2000)、光州ビエンナーレ(2000)他数々の国際展から招待される。1992年のベネッセハウスでの個展が契機となり瀬戸内の多島海に触発され、1995年に島全体をアートサイトにする「犬島プロジェクト」を構想する。広島市立大学芸術学部准教授。
定員に達したため、申し込み受付を終了しました。
犬島アートプロジェクト「精錬所」を設計した三分一博志氏をお招きし、建築コンセプトをお話しいただきます。犬島は周囲約3.6km の岡山市唯一の有人島です。島の東側には銅製錬所跡がのこされ、高くそびえる煙突と黒いカラミ煉瓦によって独特の風景が生まれています。「精錬所」は、犬島にある遺構や素材、地形などを活かした美術館です。三分一氏は、これまでも各地の風土に基づいた自然エネルギーを利用した建築を展開してきました。「精錬所」を建築設計するにあたっての構想や経緯をお話しいただき、これからの建築の可能性を探ります。
1968年生まれ。東京理科大学理工学部建築学科卒業。小川晋一アトリエを経て、三分一博志建築設計事務所を設立。2003 年新建築賞(エアーハウス)。2005 年DETAIL Prize 2005 SPECIAL Prize/ドイツ(三輪窯)。2010年日本建築大賞(犬島アートプロジェクト「精錬所」)。2011 年日本建築学会賞(犬島アートプロジェクト「精錬所」)。
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「建築鑑賞&シンポジウム」では、施工会社の方々を講師としてお迎えし施工当時のドラマや逸話を伺いながら建築を巡るイベントや、時間をかけて築かれたベネッセアートサイト直島の軌跡を建築の視点で探るシンポジウムを開催します。
建設に携わっていただいた施工会社の方を講師にお迎えし、豊島美術館、犬島アートプロジェクト「精錬所」、犬島「家プロジェクト」などを巡ります。
2012年4月9日(月)午前10時より受付開始。
建築に携わっていただいた施工会社の方を講師にお迎えし、地中美術館、李禹煥美術館などを巡る2つのコースを予定しています。
2012年4月9日(月)午前10時より受付開始。

ベネッセアートサイト直島の美術館を設計された建築家の方々をお迎えし、ベネッセアートサイト直島の基本コンセプトである「自然・建築・アートの共生」を建築の観点から語っていただくシンポジウムです。
2012年4月9日(月)午前10時より受付開始。

開催日の約2ヵ月前より受付開始予定
お問い合わせ:生成(せいせい)事務局専用ダイヤル 086-270-5135
受付時間:月〜金曜日の10:00から17:00まで ※祝日・年末年始(12月29日から1月4日)を除く
| 2011年10月04日 | 豊島シンポジウム × 棚田の収穫祭 |
| 2011年02月06日 | 福武總一郎 × 北川フラム 対談「瀬戸内国際芸術祭と、その後のベネッセアートサイト直島」 |