プレスリリース

「ベネッセハウス ミュージアム」および
「またべえ」における展示のお知らせ

「シンガポール美術館協働企画 ベネッセ賞受賞アーティスト作品展示」
「炎の輪 ヤンの太陽 ウィーラセタクンの月」
2024年6月より一般公開

株式会社ベネッセホールディングス(本社:岡山県岡山市、代表取締役社長CEO:小林 仁、以下:ベネッセ)は、ベネッセハウス ミュージアム(香川県、直島町)にて、シンガポール・ビエンナーレにおけるベネッセ賞受賞アーティスト等の作品展示を2024年6月15日(土)より行います。また、本村地区の家屋「またべえ」を展示空間として、この場所にあわせて新たに構想・制作された作品を6月21日(金)より公開します。


アマンダ・ヘン 《Another Woman 1996,2014,2023》 2024

「ベネッセ賞」は 1995 年、「福武書店」から「ベネッセコーポレーション」への社名変更を機に、私たちの生きる時代や社会・環境に問いを投げかけ、「Benesse=よく生きる」の考察につながるような作品づくりの可能性が期待されるアーティストの顕彰・支援を意図して、ヴェネツィア・ビエンナーレにおいてスタートしました。そして、11回目となる2016年にはアジアに移行し、2022年までの3回にわたりシンガポール・ビエンナーレの参加アーティストを対象に授与してまいりました。本展示は、こうして選ばれた第11回から13回の受賞者の作品を、シンガポール・ビエンナーレを主催するシンガポール美術館との協働により紹介するものです。

ベネッセハウス ミュージアムでは、パナパン・ヨドマニー、ズル・マハムード、アマンダ・ヘン、ヤン・ヘギュ等、アジアの現代アーティストが空間にあわせて再構成した作品や、直島の人々の協力により制作された新作などが展示されます。一方、「またべえ」では、ヤン・ヘギュとアピチャッポン・ウィーラセタクンが初めて協働で構想・制作した作品が公開されます。「昼」と「夜」で構成された展示では、前者はヤン、後者はウィーラセタクンが加わり、独自の作品世界が展開される予定です。

また、本展示にあわせて、ベネッセハウス ミュージアムのペインティングルームでは、ミュージアムの主要コレクションであるジャン=ミシェル・バスキアやサイ・トゥオンブリー等の作品を改めて展示します。
こうした多様な展示を通し、屋内外の恒久展示作品鑑賞や「よく生きる」についての考察に対する新たな視点を生み出すことにつながればと考えます。

【全体企画アート・ディレクション】:三木あき子

≪本件に関する問い合わせ先≫
株式会社ベネッセホールディングス 広報部
電話:087-892-2887 Eメール:BASN-press@mail.benesse.co.jp
■取材・掲載に関して: ステンランド/前田
 取材・掲載のお申し込みはこちら
■展示内容に関して:平岩

■「シンガポール美術館協働企画 ベネッセ賞受賞アーティスト作品展示」

imageパナパン・ヨドマニー 《Aftermath》 2016
撮影:宮脇慎太郎

シンガポール・ビエンナーレを主催するシンガポール美術館との協働で、ベネッセハウス ミュージアムの空間にあわせてパナパン・ヨドマニーの第11回ベネッセ賞受賞作品(2016年)、ズル・マハムード(2016年福武總一郎特別賞)の近作、第12回受賞(2019年)のアマンダ・ヘンがベネッセアートサイト直島を訪れて直島の人々の協力のもと制作した新作、第13回受賞(2022年)のヤン・ヘギュの代表的な彫刻作品などを紹介します。

【開催概要】
 ●会場:ベネッセハウス ミュージアム (設計:安藤忠雄建築研究所)
 ●住所:香川県香川郡直島町琴弾地(ベネッセハウス内)
 ●主催:ベネッセハウス ミュージアム(株式会社ベネッセホールディングス)
 ●共催:シンガポール美術館
 ●展示作家:
  アマンダ・ヘン(Amanda Heng、シンガポール)
  ズル・マハムード (Zul Mahmod、シンガポール)
  ヤン・ヘギュ (Haegue Yang、韓国/ドイツ)
  パナパン・ヨドマニー (Pannaphan Yodomanee、タイ)
 

【開館情報】
 ●会期:2024年6月15日(土)―2025年1月5日(日)
 ●開館時間:8:00〜21:00(最終入館20:00)    
 ●休館日:年中無休
 ●鑑賞料金:1,300円(15歳以下の方とベネッセハウスにご宿泊のお客様は無料) 
 ●駐車場:なし

■「炎の輪 ヤンの太陽 ウィーラセタクンの月」

imageアピチャッポン・ウィーラセタクンによる
「またべえ」展示のための
プラン・ドローイング

ヤン・ヘギュとアピチャッポン・ウィーラセタクンが初めて協働で取り組む「昼」と「夜」で構成された展示は、太平洋を囲む火山帯(リング・オブ・ファイヤー)に自然界の営みの連続性を見出し、前者はヤンの音の彫刻に切り絵のランタン、後者はウィーラセタクンのサウンドと照明が加わることで、音と動き、光と影の世界が家屋のなかで繰り広げられます。

【開催概要】
 ●会場:またべえ (設計:三分一博志建築設計事務所 )                       
 ●住所:香川県香川郡直島町本村844
 ●主催:株式会社ベネッセホールディングス        
 ●協力:SCAI THE BATHHOUSE
 ●展示作家:
  アピチャッポン・ウィーラセータクン
  (Apichatpong Weerasethakul、タイ)
  ヤン・ヘギュ (Haegue Yang、韓国/ドイツ)
 

【開館情報】
 ●会期:2024年6月21日(金)-2027年(予定)    
 ●休館日:月―木
  ※開館時間、鑑賞料金など詳細は決まり次第ベネッセアートサイト直島WEBサイトに掲載いたします。

■「シンガポール美術館協働企画 ベネッセ賞受賞アーティスト作品展示」
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パナパン・ヨドマニー 《Aftermath》 2016 撮影:宮脇慎太郎

シンガポール・ビエンナーレを主催するシンガポール美術館との協働で、ベネッセハウス ミュージアムの空間にあわせてパナパン・ヨドマニーの第11回ベネッセ賞受賞作品(2016年)、ズル・マハムード(2016年福武總一郎特別賞)の近作、第12回受賞(2019年)のアマンダ・ヘンがベネッセアートサイト直島を訪れて直島の人々の協力のもと制作した新作、第13回受賞(2022年)のヤン・ヘギュの代表的な彫刻作品などを紹介します。
【開催概要】
 ●会場:ベネッセハウス ミュージアム
 ●住所:香川県香川郡直島町琴弾地(ベネッセハウス内)
 ●主催:ベネッセハウス ミュージアム
    (株式会社ベネッセホールディングス)
 ●共催:シンガポール美術館
 ●展示作家:
  アマンダ・ヘン(Amanda Heng、シンガポール)
  ズル・マハムード (Zul Mahmod、シンガポール)
  ヤン・ヘギュ (Haegue Yang、韓国/ドイツ)
  パナパン・ヨドマニー (Pannaphan Yodomanee、タイ)
 ●設計:安藤忠雄建築研究所

【開館情報】
 ●会期:2024年6月15日(土)―2025年1月5日(日)
 ●開館時間:8:00〜21:00(最終入館20:00)    
 ●休館日:年中無休
 ●鑑賞料金:1,300円
 (15歳以下の方とベネッセハウスにご宿泊のお客様は無料) 
 ●駐車場:なし

■「炎の輪 ヤンの太陽 ウィーラセタクンの月」
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アピチャッポン・ウィーラセタクンによる「またべえ」展示のためのプラン・ドローイング

ヤン・ヘギュとアピチャッポン・ウィーラセタクンが初めて協働で取り組む「昼」と「夜」で構成された展示は、太平洋を囲む火山帯(リング・オブ・ファイヤー)に自然界の営みの連続性を見出し、前者はヤンの音の彫刻に切り絵のランタン、後者はウィーラセタクンのサウンドと映像、照明が加わることで、音と動き、光と影の世界が家屋のなかで繰り広げられます。
【開催概要】
 ●会場:またべえ                       
 ●住所:香川県香川郡直島町本村844
 ●主催:株式会社ベネッセホールディングス        
 ●協力:SCAI THE BATHHOUSE
 ●展示作家:
  アピチャッポン・ウィーラセータクン
   (Apichatpong Weerasethakul、タイ)
  ヤン・ヘギュ (Haegue Yang、韓国/ドイツ)
 ●設計:三分一博志建築設計事務所

【開館情報】
 ●会期:2024年6月21日(金)-2027年(予定)    
 ●休館日:月―木
  ※開館時間、鑑賞料金など詳細は決まり次第
   ベネッセアートサイト直島WEBサイト
   に掲載いたします。

■「ベネッセ賞」について

image第13回(2022年)ベネッセ賞授賞式の様子
ヤン・ヘギュ(左)
ベネッセホールディングス 広報・IR本部長 増本 勝彦(右)

「ベネッセ賞」は1995年、「福武書店」から「ベネッセコーポレーション」への社名変更を契機に、傑出したアーティストのアート活動を評価し、ベネッセグループの企業理念である「Benesse=よく生きる」を体現するアーティストを支援する目的で、ヴェネツィア・ビエンナーレにおいてスタートしました。「第11 回ベネッセ賞(2016年)」からはその拠点をアジアに移し、シンガポール美術館と共催でシンガポール・ビエンナーレの公式賞として再始動しました。

■過去のベネッセ賞受賞者


第1回(1995年) 蔡國強(中国)
第2回(1997年) アレキサンドロス・プシフゥーリス(ギリシャ)
第3回(1999年) オラファー・エリアソン(デンマーク)
第4回(2001年) ジャネット・カーディフ&ジョージ・ビュレス・ミラー(カナダ)
第5回(2003年) リクリット・ティラヴァーニャ(タイ)
第6回(2005年) タシタ・ディーン(イギリス)
第7回(2007年) アデル・アブデスメッド(アルジェリア/フランス)
第8回(2009年) ハンス=ペーター・フェルドマン(ドイツ)
第9回(2011年) アドリアン・ヴィジャール・ロハス(アルゼンチン)
第10回(2013年) アンリ・サラ(アルバニア/フランス)
第11回(2016年) パナパン・ヨドマニー(タイ)/ 福武總一郎特別賞 ズル・マハムード(シンガポール)
第12回(2019年)アマンダ・ヘン(シンガポール)
第13回(2022年) ヤン・ヘギュ(韓国/ドイツ)
 *第1-10回はヴェネチア・ビエンナーレ(第46回~第55回)で実施(第2回のみ共催)
 *第11-13回はシンガポール・ビエンナーレ(第5回~第7回)で実施(シンガポール美術館と共催)

ベネッセアートサイト直島について


ベネッセアートサイト直島は、直島、豊島、犬島の三つの島を舞台に、株式会社ベネッセホールディングスと公益財団法人 福武財団が展開しているアート活動の総称です。文化的、歴史的に豊かで美しい瀬戸内海の自然の中に現代アートや建築を置くことによって、どこにもない特別な場所を生み出していくことを目指しています。アート作品や自然、瀬戸内の風景や地域の人々との触れ合いを通して、訪れてくださる方々がベネッセホールディングスの企業理念である「ベネッセ=よく生きる」とは何かについて考えるきっかけとなることを願い、地域とともに成長し社会に貢献するための活動を継続しています。

■シンガポール・ビエンナーレについて


シンガポール・ビエンナーレは2006年、現代アートの国際的なプラットフォームを築き、新たな共創の機会を提供するために設立されました。シンガポール・ビエンナーレでは会期中に作品を展示する他、アーティスト、キュレーターによるトークやツアー、学校訪問、ワークショップといった参加型の教育プログラムなど、一般の方々が現代アートに触れる機会をつくります。こうした活動を通して、シンガポールの芸術や文化を盛り上げ、生活、仕事、遊びなど、充実して活気ある国際都市としての存在感を高めます。

■シンガポール美術館について


シンガポール美術館(SAM)は1996年に開館しました。歴史的に有名なポートエリアであるタンジョン・パガーにて、アーティストやアート愛好家の方々に、東南アジアの視点から現代アートを発信しています。SAMの所蔵コレクションは、東南アジアの現代アートにおいて最も重要なものの一つです。展覧会やプログラムを通じて、アートとアーティストを、広く一般の方々や次世代につなげていくことを目指しています。また、そのプロセスにおいては、人間らしく持続可能な未来に向けて責任を持って取り組んでいます。
2011年、シンガポール・ビエンナーレの開催場所として運営に携わり、2013年以降は主催者となりました。

■「ベネッセ賞」について
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第13回(2022年)ベネッセ賞授賞式の様子
ヤン・ヘギュ(左)
ベネッセホールディングス 広報・IR本部長 増本 勝彦(右)

「ベネッセ賞」は1995年、「福武書店」から「ベネッセコーポレーション」への社名変更を契機に、傑出したアーティストのアート活動を評価し、ベネッセグループの企業理念である「Benesse=よく生きる」を体現するアーティストを支援する目的で、ヴェネツィア・ビエンナーレにおいてスタートしました。「第11 回ベネッセ賞(2016年)」からはその拠点をアジアに移し、シンガポール美術館と共催でシンガポール・ビエンナーレの公式賞として再始動しました。
■過去のベネッセ賞受賞者
第1回(1995年) 蔡國強(中国)
第2回(1997年) アレキサンドロス・プシフゥーリス(ギリシャ)
第3回(1999年) オラファー・エリアソン(デンマーク)
第4回(2001年) ジャネット・カーディフ&ジョージ・ビュレス・ミラー(カナダ)
第5回(2003年) リクリット・ティラヴァーニャ(タイ)
第6回(2005年) タシタ・ディーン(イギリス)
第7回(2007年) アデル・アブデスメッド(アルジェリア/フランス)
第8回(2009年) ハンス=ペーター・フェルドマン(ドイツ)
第9回(2011年) アドリアン・ヴィジャール・ロハス(アルゼンチン)
第10回(2013年) アンリ・サラ(アルバニア/フランス)
第11回(2016年) パナパン・ヨドマニー(タイ)
 / 福武總一郎特別賞 ズル・マハムード(シンガポール)
第12回(2019年)アマンダ・ヘン(シンガポール)
第13回(2022年) ヤン・ヘギュ(韓国/ドイツ)

*第1-10回はヴェネチア・ビエンナーレ(第46回~第55回)で実施(第2回のみ共催)
*第11ー13回はシンガポール・ビエンナーレ(第5回~第7回)で実施(シンガポール美術館と共催)
■シンガポール・ビエンナーレについて
シンガポール・ビエンナーレは2006年、現代アートの国際的なプラットフォームを築き、新たな共創の機会を提供するために設立されました。シンガポール・ビエンナーレでは会期中に作品を展示する他、アーティスト、キュレーターによるトークやツアー、学校訪問、ワークショップといった参加型の教育プログラムなど、一般の方々が現代アートに触れる機会をつくります。こうした活動を通して、シンガポールの芸術や文化を盛り上げ、生活、仕事、遊びなど、充実して活気ある国際都市としての存在感を高めます。
■シンガポール美術館について
シンガポール美術館(SAM)は1996年に開館しました。歴史的に有名なポートエリアであるタンジョン・パガーにて、アーティストやアート愛好家の方々に、東南アジアの視点から現代アートを発信しています。SAMの所蔵コレクションは、東南アジアの現代アートにおいて最も重要なものの一つです。展覧会やプログラムを通じて、アートとアーティストを、広く一般の方々や次世代につなげていくことを目指しています。また、そのプロセスにおいては、人間らしく持続可能な未来に向けて責任を持って取り組んでいます。
2011年、シンガポール・ビエンナーレの開催場所として運営に携わり、2013年以降は主催者となりました。

■プレスリリースはこちらをご覧ください。